日記

五十肩にはコッドマンでセルフケア!!

前回に引き続き、今回も五十肩について書かせていただきます!!


五十肩の主な症状は肩関節の『痛み』と『動きの低下』です。


発症の過程は未だ明らかになっていませんが、肩周囲の筋肉や腱・靭帯・関節包・滑液包などの組織が加齢によって炎症を引き起こすことが要因と考えられています。


髪の毛を洗ったり、梳かしたり、後ろで結ぶ動作や、背中を掻いたり、エプロンの紐を結んだりする動作、衣服の着脱など、様々な日常生活動作に影響がでます。


前回のブログでお伝えした、夜間痛(就寝時の痛み)も五十肩症状の大きな特徴です。


五十肩の症状は『炎症期』『拘縮(こうしゅく)期』『回復期』があり、その時期によって症状も異なります。


『炎症期』→ 痛みがとても強い時期突如、急激に強い痛みが生じます。この時期は安静にしていても痛みがあり、夜間痛を伴います。


『拘縮(こうしゅく)期』 → 肩まわりの動きが悪くなる時期強い痛みが和らいだ後、肩まわりの動きが悪くなる『拘縮(こうしゅく)』へと移行する時期で、肩を動かす度に痛みが生じ、日常生活動作に不自由を感じることが多いです。


『回復期』→ 症状が回復してくる時期運動時の痛みや運動制限が次第に改善してくる時期で、積極的なリハビリを行うことで肩まわりの動きの回復が良くなります。


五十肩は放っておけば勝手に治るもの!・・・と思っている方が多いと思いますが、必ずしも治るとは限りません。五十肩は完治するまで時間がかかる疾患で、個人差はありますが、約半年から1年位かかると言われています。


この間に筋肉は衰え、硬くなり、動かし方を忘れてしまいます。痛みがなかった時は当たり前にように動かしていた肩が、動かせなくなってしまうのです。


また、痛みをかばって動かしていた時の癖がついてしまい、間違った動かし方を続けている方も多く、症状が長引いたり、悪化させてしまうこともあります。


正しく動かせるようにする為には、段階を踏んでリハビリを行うことが大切です。


回復期になったら、正しいフォームで外転・挙上ができるように練習していきましょう!


あっ・・・ちょっと待って下さい!!

いきなり座った状態で外転・挙上をしようとしていませんか?座って外転・挙上を行うということは、重力に逆らって挙げていかなければならないので、やってみると意外と難しいものです。

まず下記の方法でできるようになってから、座位で行ってみて下さい。


では、挙上(前から挙げる)→外転(横から挙げる)の順に練習をしていきましょう!


①まず、仰向けになります。

②五十肩の方の手(この写真の場合右手)を痛みのない方の手(この写真の場合左手)でゆっくり持ち上げていきます。

☆この時、五十肩の方の手は脱力し、痛くない方の手に持ち上げてもらうようにします。途中で痛みが出た場合はそこまでで十分です。

③真っ直ぐ頭の上まで持ち上げたら、下ろす時も痛くない方の手でゆっくり下ろしてあげましょう。これを数回ゆっくり繰り返します。


①次に、五十肩の方の手(右手)が上になるように横向きになります。

②その状態からゆっくり腕を外転していきます。

☆この時、肩から上げないように気を付けて下さい。そして、手の平は上に向けましょう。

③このままゆっくり真上まであげてみましょう。

☆途中で痛みが出た場合はそこまでで十分です。

④真っ直ぐ上まで上がったら、あとは力を抜くだけで、パタンと頭の上に手が倒れます。下ろす時はゆっくり下ろしていきましょう。これを数回ゆっくり繰り返します。

手が後ろに回しにくい方はこの姿勢のまま、手を後ろに持っていく練習もしてみましょう。脱力して、そのまま少しキープすると腕の重みで徐々に後ろに回せるようになりますよ。

この状態で痛みなく外転・挙上ができるようになったら、座位でトライしてみましょう。


あと『コッドマン体操』もおススメです!


①机などに痛くない方の手を置いて身体を支え、痛い方の腕に重りを持ちます。重りは中身の入ったペットボトルなど何でもいいのですが、おススメはアイロンです☆

②肩の力を抜き、ゆっくりと前後に重りを振ります。痛みが出ない範囲で、徐々に振り幅を大きくしていきます。

③次は左右に振ります。ゆっくり振り幅を大きくしていきましょう。

④最後にその場で手首をクルクルひねってみましょう。


遠心力を使って動かす方法です。1日2回、往復20回位を目安にぜひお試し下さい。

リハビリはコツコツ毎日続けることが大事です。続けていく中で、日によって痛みが出たり、一進一退を繰り返すこともあると思いますが、焦らず、無理せず、気長に続けてみて下さい。


必ず努力が報われる日がきますので、頑張りましょう!!(実は、私も20歳頃に五十肩を経験していますので、辛さはよくわかります・・・)


もしも、思うようにリハビリが進まない時や、痛みをぶり返してしまった時は・・・


ぜひ、りはりにお越し下さい!!


肩まわりの凝り固まった筋肉をほぐしつつ、リハビリのサポートをさせていただきます☆


一緒に頑張りましょう!!(´▽`)/

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