日記

東洋医学からみた腰痛の4つの原因

今回は東洋医学的な観点から腰痛のお話をさせて頂きたいと思います。

西洋医学(現代医学)では、腰痛を以下のように捉えます。

・筋筋膜性腰痛

・椎間関節、仙腸関節性腰痛

・腰椎椎間板ヘルニア

・腰部脊柱管狭窄症

・腰椎すべり症

などなど…。

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(西洋医学的な観点からのより詳しい腰痛の種類や、それに対してのストレッチなどのケアの仕方は以前のブログをご参照ください)

腰痛の種類

https://rihari.jp/archives/1148

寝ながら簡単!腰のストレッチ

https://rihari.jp/archives/1110

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これらは全て「腰」がどのような状態で「腰痛」を発症しているのかを診ています。

一方で、

東洋医学的な捉え方は「全身」がどのような状態で「腰痛」が発症しているのかを考えます。

ここでいう「全身」とは、筋肉や関節に限らず、身体の内側の臓器やメンタルのことも含みます。

有名な言葉で、

西洋医学(現代医学)は

「木(腰痛などの症状)を見て森(全身)を見ず」

東洋医学は

「森(全身)を見て木(腰痛などの症状)を治す」

という言葉があります。

あなたの腰痛の原因は「腰」だけにないので、「全身」を診て治療してく必要があるという事ですね!

では、ここから東洋医学的な腰痛の捉え方をご紹介いたします。

①気滞血瘀

日頃のストレスや運動不足が原因で「気」の流れが滞ります。

すると「血」の循環も悪くなり、「瘀血」(悪い血の塊のようなイメージ)が生成されてしまいます。

その「瘀血」が腰に痛みを生じます。

<症状>

同じ場所に刺すような腰痛を感じる

触れると腰痛が増す

などなど…。

②寒湿

「寒邪(冷え)」と「湿邪(湿気)」が経絡を詰まらせ、腰痛を発症します。

<症状>

冷えるような痛み

横になって休んでも痛みが治らない

軟便や下痢、足の浮腫み

などなど…。

③湿熱

「湿邪(湿気)」と「熱邪(温熱)」が腰を襲うと、腰の筋肉や経絡が弛緩し、「気」が通らなくなってしまい腰痛を発症します。

<症状>

腰全体にじんわり広がる熱感と腰痛

運動すると腰痛が軽減する

などなど…。

④腎虚

東洋医学では「腰は腎の府」と呼びます。

この「腎」が虚(弱くなる、老化)すると、腰に栄養が行き渡らなくなるため腰痛が発症します。

<症状>

手で押さえると腰痛が軽減する

我慢できる腰痛で、出たり消えたりする

などなど…。

簡略的ではありますが、東洋医学的には腰痛を上記のように捉えています。

ちなみに、

④「腎虚」は腰痛にもっとも深く関与しており、①~③の状態であっても、その背景に「腎虚」が潜んでいることがほとんどです。

ですので、

腰痛を「腰」だけ診て、マッサージ・湿布・痛み止め…

これでは治らないですよね。

あくまで結果として「腰痛」が出ているだけで、原因は「腰」にないのですから。

「全身」の筋肉や関節、臓器、メンタル面なども治療して、あなたの腰痛を解消しましょう!

あなたの辛いお悩みを解消するサポートをさせてください!!

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